スキー場情報
川端絵美選手について/ホームメイト
川端絵美(かわばたえみ)選手はアルペンスキー日本代表として1980年代後半~90年代前半に活躍しました。1994年に引退と現役期間は決して長くはありませんでしたが、1988年のカルガリー冬季オリンピックから1994年のリレハンメル冬季オリンピックまでオリンピックに3回出場し、国内外で輝かしい成績を収めてきました。
川端選手の生い立ち

1970年、北海道生まれの川端絵美選手は、札幌私立伏見中学校に在学中、全国中学スキー大回転と回転で優勝を果たし、全日本選手権の滑降と大回転でも準優勝をしています。中学卒業後にフランスのシャモニー国立スキー登山学校に留学し、スキーヤーとしての実力を伸ばしました。
川端選手の戦績
冬季オリンピックは、1988年のカルガリー冬季オリンピックから、アルベールビル、リレハンメルと3大会連続の出場を果たし、全日本選手権では、滑降、回転、スーパー大回転、複合で2度の4冠を達成し、オールラウンドに活躍しました。1993/1994年シーズンのワールドカップ第2戦では、日本女子アルペンで史上初となる3位入賞を果たし、表彰台に立つことができました。川端選手は日本のスキー界全体に希望を与える輝かしい実績を国内外で残しましたが、1994年に多くのファンに惜しまれながら引退しました。
オリンピック出場歴
川端選手がオリンピックで残した功績を紹介します。
- カルガリー冬季オリンピック(1988年)女子滑降 14位、女子回転 19位
- アルベールビル冬季オリンピック(1992年)女子滑降 11位、女子スーパー大回転31位、女子複合13位
- リレハンメル冬季オリンピック(1994年)女子滑降 21位、女子スーパー大回転24位、女子複合17位
ワールドカップ出場など、主な戦歴
川端選手がワールドカップなどで残した功績を紹介します。
- 全日本選手権(1988年)4冠達成
- 世界選手権:アメリカ ベイル大会(1989年)滑降 5位入賞
- 世界選手権:オーストリア ザールバッハ大会(1991年)複合 8位
- 全日本選手権(1991年)4冠達成
- ワールドカップ:オーストリア サンクト・アントン大会(1993/1994年)滑降 3位 日本女子アルペンでは史上初の表彰台
数多くの受賞歴
日本のアルペンスキーに多大な貢献を残した川端選手は、全日本スキー連盟から特別功労顕彰を受け、その功績を称えられています。他にも日本スポーツ賞、原田杯奨励賞、大野杯奨励賞、北海道知事賞などを受賞しており、川端選手が日本スキー界へ大きく貢献したことが分かります。